薬剤師という仕事と勉強

こんばんは。

今回は、薬剤師という仕事について考えることを書きます。

薬剤師はご存じの通り、薬の専門家です。薬というのは、いいことか悪いことかはわかりませんが、毎年、新薬が発売されます。そのたびに、カタカナで書かれた名前を覚え、作用や主だった副作用について勉強しなければなりません。

また、病院で働く病院薬剤師の場合、病院にもよるのでしょうが、医師から問い合わせがくる場合もありますし、患者から思ってもみない質問がくる場合があります。そのような場合に備えて、薬剤師は日々、勉強しなければなりません。最近ではwebセミナーが開かれることもよくあり、休みの日や帰宅後に視聴することもあります。

このブログは、若い人も見るのを想定して書いていますので、中には薬剤師やその他の国家資格を目指している方もいらっしゃるでしょう。大学に入ると、勉強は終わりだとか、薬剤師などの国家資格に受かれば勉強は終わりだとか思う人もいるかもしれません。また、最近の大学生は勉強しない、と言われます。(私が学生の頃も言われていましたが。)医師も恐らくそうでしょうが、薬剤師は日々の勉強が必要だと思います。国家資格というのは、国がその資格を生業としてするのに最低限必要な知識を持つものに与える資格だと私は思います。例えば、私の頃は60-70%が薬剤師国家試験の合格ラインでしたが、実際に仕事していくうえで、その程度の知識だけしかなく、残りの30-40%は間違った知識で覚えていたらどうでしょうか?患者への説明で30-40%も間違ったことを言っていたら、患者からの信頼はなくなるでしょう。

これらのことから、薬剤師になりたくて薬学部を目指す高校生の方や、現在、薬の勉強をしている薬学生の方、またその他の資格を目指して頑張っている方も、受かってからも勉強が必要であることを肝に銘じてしっかり勉強してください。また、薬剤師という仕事は勉強が好きでないとやっていけないのではないか、と思います。

私自身は、大学生の1年生から3年生までは勉強したか、というとそうでもないのですが、あの授業をしっかり聞いておけばよかったなどと思うことはしばしばあります。

この記事を読み、少しは共感されたら、これから薬剤師を目指す方はもちろん、現在薬剤師をしている方もしっかり勉強しましょう。