研究室の選び方

おはようございます。

このブログは色々な人に見てほしいと考えて書いていますが、その中にはこれから大学へ入学して、研究していきたいと思う方もあると思います。私自身は研究室選びで少し失敗した、と思いますので皆さんにはそのような失敗をしてほしくないのであるノーベル賞受賞者の意見を紹介します。うろ覚えのところもありますし、一言一句覚えているわけではありません。

そのノーベル賞受賞者とは抗体遺伝子の多様性のメカニズムの解明でノーベル生理学医学賞を受賞された利根川進先生の話です。

私が学生の時、ノーベル賞受賞者の座談会のようなものがテレビ放送であったのですが、その時、ノーベル賞受賞者達に一人の高校生が質問しました。

「好きな研究はできるが、研究費の少ない研究室と好きな研究はできないが、研究費はたくさんある研究室とどちらを選ぶべきですか?」と。

利根川進先生「私は好きな研究はできなくても、研究費はたくさんある研究室に行くべきだと思います。私自身、そういった研究室を転々としましたし、そういった研究室で、独創性のようなものが得られたと思います。また、そういった研究室にしがらみがあっていけないということは、本当に研究がしたいのではないのだと思います。」と。

その番組を見たのは私は博士課程の時でしたが、ショックを受けたのを覚えています。私のいた研究室は間違いなく前者すなわち、好きな研究はできるが、研究費の少ない研究室でした。色々考えた挙句、出身大学の研究室に進学しました。また、前に別の記事に書いたように、博士取得後、留学の話がありましたが親の反対で行きませんでした。結局、研究が本当にはしたくなかったのかな、と思いますが知的好奇心は強かったとは思いますが。利根川先生の言うことが絶対であるとは思わないので、一つの意見として受け止めておいてください。そういう意見もあります。

利根川先生は、修士課程から海外留学された型であるということを追記しておきます。

まあ、色々な選択肢の中からしがらみを含めてベストな選択をするべきかな、というのが私の意見です。

それではまた。